Jetbroom10000T 空港・滑走路対応 牽引型大型除雪・清掃システム

大規模空港にふさわしい革新的な高効率設計

Jetbroom 10000Tは、降雪量が多く、頻繁かつ迅速な滑走路除雪が求められる大規模空港向けに開発された空港・滑走路対応 牽引型大型除雪・清掃システムです。新たに設計された専用シャーシ構造と、6mを超える大型ブラシを採用し、過酷な冬季環境下においても高い除雪性能を発揮します。

Jetbroom10000Tの特徴

牽引式専用シャーシによる高い耐久性と柔軟性

Boschungが開発したJetbroom T(牽引用)専用シャーシは、厳しい冬季運用条件下においても高い作業性能を発揮できるよう設計されています。
このシャーシは次の3つの主要要素で構成されています。

  • 作業エンジンおよび各種機器を搭載するコーナーシャーシ
  • ブラシおよびブロワーユニットを支持するロングビーム
  • 牽引車両と接続するフォーク構造

これらを組み合わせた専用設計により、高負荷条件下でも優れた耐久性と安定した作業性能を実現します。

Jetbroom 10000Tのスイベル機構

容易な収納と迅速な展開を実現するスイベル機構

最大限の作業効率を追求した設計により、ロングビームはブラシ長に最適化され、直径1.17mの大型ブラシをシャーシ内部へ完全に収納することができます。
また、特許取得済みのスイベル機構により、大型ブラシの収納・展開を迅速かつスムーズに実施可能。現場到着後すぐに作業を開始できるため、空港に求められる高い即応性に貢献します。

用途と適応領域

  • 空港滑走路
  • 誘導路
  • 大規模空港における高速除雪作業
  • スラッシュ除去
  • 水分除去
  • 高降雪地域における高頻度除雪

導入メリット

  • 広い除雪幅による作業時間短縮
  • 高速除雪による滑走路閉鎖時間の最小化
  • 大型ブラシと高出力ブロワーによる高品質な除雪
  • 厳しい冬季環境に対応する高い生産性
  • 大規模空港向けの高効率除雪ソリューション

主な仕様

サイズ・重量

全長(2軸シャーシ) 約14,300mm
車体幅 約2,500mm
車体高 約3,250mm
重量 約11t

除雪・清掃装置仕様

ブラシ仕様 カセット式またはウェハー式 (スチール/ポリ/混合)
ブラシ径 約1,170 mm
ブラシ長 約4,200 mm ~ 約6,300 mm
ブラシ作業幅 約3,600 mm ~ 約5,800 mm
スノープラウ幅 約6,400 mm ~ 約8,400 mm
スノープラウ作業幅 約5,430 mm ~ 約7,120 mm
ブロワー 前後2系統

エンジン・トランスミッション・電装システム・駆動/操舵方式・走行性能

補助エンジン
(ブラシ・ブロワー駆動用)
EU Stage IV / US Tier 4f 規制対応 / 350 kW / 470 hp / バイオ燃料対応
電装システム 電源電圧 :24 V
バッテリー :2基(12 V / 225 Ah)
操舵方式 後軸操舵(キングピンセンサー連動)

導入事例

10000Tを6台導入したジェラルド R. フォード国際空港(米国・ミシガン州)

ジェラルド R. フォード国際空港に導入されたJetbroom 10000T

米国ミシガン州に位置するジェラルド R. フォード国際空港は、州内で2番目の規模を誇り、約29の主要都市への路線と1日120便以上の運航を支える中核空港です。同空港が位置する地域は、五大湖の影響による「レイク・エフェクトスノー(湖水効果雪)」に見舞われることで知られています。短時間で大量の降雪が発生することも多く、空港運営者にとって迅速な滑走路除雪は重要な課題となっていました。安全な航空機運航を維持するためには、広範囲の滑走路や誘導路を短時間で除雪しなければなりません。しかし、従来の設備では作業速度や処理能力に限界があり、大雪時の運用効率向上が求められていました。

そこで同空港では、ATI製Snow MaulerトラックとJetbroom 10000Tを組み合わせた除雪車を6台導入しました。Jetbroom 10000Tは、大規模空港における高頻度・高速除雪を目的として開発された牽引式大型除雪ユニットです。専用シャーシ構造と最大6.3mの大型ブラシ、高出力ブロワーを組み合わせることで、高い処理能力と安定した除雪性能を実現します。その結果、同空港では滑走路除雪の効率が大幅に向上しました。

  • 作業速度:約25mph(従来は約9?12mph)
  • 除雪時間:30分 → 約9.6分

従来は2回の走行を必要としていた作業を1回で完了できるようになり、除雪時間を約3分の1に短縮。滑走路閉鎖時間の大幅な削減と、航空機運航への影響最小化に貢献しています。