Jetbroom10000 空港・滑走路対応 大型高性能 除雪・清掃システム

大規模空港のために開発された
通年型の大型除雪・清掃システム

Jetbroom 10000は、大規模空港および長大滑走路向けに開発された大型高性能 除雪・清掃システムです。冬季における滑走路の除雪、凍結防止剤散布などに加え、夏季にはバキューム清掃、路面清掃、液体回収を1台で実施します。
6mを超える大型ブラシと、一体構造の高強度シャーシを採用し、過酷な除雪環境下での運用を前提に設計されています。
新たに開発された特許取得済みの「クアトロジェットシステム(Quattro-Jet System)」は、ブラシ前方に設置された送風ユニットにより、従来を超える除雪幅と作業速度を実現し、今日の空港運用に求められる高い生産性を提供します。

Jetbroom10000の特徴

除雪幅の拡大と作業速度の向上

Jetbroom 10000は、単なるモデルチェンジではなく、Jetbroomコンセプトそのものを再設計した新世代シリーズです。新たなシステムは、ブラシ後方の送風ユニットに加え、ブラシ前方にも送風ユニットを配置した特許取得済みの「クアトロジェットシステム(Quattro-Jet System)」を採用しています。
クアトロジェットシステム(Quattro-Jet System)は、ブラシ前方に配置された特許取得済みの4ノズル送風システムです。ブラシによって巻き上げられた雪やスラッシュを効率的に側方へ排出し、後方のブロワーユニットと連携することで、広い除雪幅と高い作業速度を実現します。Boschung独自の技術により、除雪効率を最大30%向上させ( )、迅速かつ高品質な滑走路除雪を可能にします。

( ) 最大30%の作業効率向上はBoschung社が公表する性能値です。

高性能を支える専用シャーシ構造

Jetbroom 10000の中核を担うのは、車両重量や各種作業装置を支えるために専用設計された高強度シャーシです。前後アクスルの間を持ち上げた独自の構造により、直径1,170mmの大型ブラシやQuattro-Jetシステムを効率的に搭載できる十分なスペースを確保しています。
シャーシは2軸または3軸仕様から選択でき、駆動・操舵機能を備えた前後アクスルにはそれぞれ14tの荷重に対応する遊星ハブを採用しています。さらに3軸仕様では追加で7tの荷重に対応し、空港における過酷な除雪作業や通年の滑走路メンテナンスを支える高い耐久性と安定性を実現しています。

Jetbroom10000の特徴

コンパクト設計による優れた運用性

Jetbroom 10000は、大規模空港向けの高性能除雪・清掃車でありながら、効率的な保管やコンボイ走行を考慮したコンパクトな車体設計を採用しています。車体幅は2,500mmに抑えられ、全長は2軸仕様で10,400mm、3軸仕様で10,700mmとなっています。総輪駆動システムと高性能除雪装置を搭載しながらも、スリムで扱いやすい車体を実現しており、優れた作業性能と運用性を両立しています。

Jetbroom10000の特徴

ダイナミック総輪操舵がもたらす
卓越した機動性

Jetbroom 10000は、すべての車輪を操舵に活用するダイナミック総輪操舵システムを搭載しています。これにより、クラブステアリングによる優れた機動性、低速時の容易な取り回し、高速作業時の高い走行安定性を実現します。最小回転半径を改善するとともに、高速走行時の安定性を向上させることで、安全かつ効率的な除雪・清掃作業を可能にします。

現代の空港運用を支える先進の多目的キャリア

Jetbroom 10000は、現代の航空業界のニーズに応えるために開発された多目的メンテナンス車両です。冬期には高性能な除雪車として、夏期には滑走路清掃・FOD対策車両として機能し、年間を通じて空港運用を支援します。
ブラシ、サクションユニット、ブロワー、マグネットバー、高圧洗浄装置など、多様な装備を組み合わせることで、滑走路や誘導路の維持管理を効率的に実施できます。1台で複数の役割を担うことで、設備投資の最適化と運用効率の向上を実現します。

夏季装備

夏季装備
夏季装備 概要
ブラシ 直径1,170mm、長さ4,200mmの高性能ブラシ
フロントサクションユニット 幅4,200mmの吸引ユニットにより異物を効率的に回収
リアブロワーユニット ブラシ後方または車両後部に設置可能
マグネットバー 幅2,500~4,200mm、金属異物(FOD)の除去に対応
高圧洗浄ユニット 幅2,500mm、滑走路・誘導路の路面洗浄に対応

高速バキュームシステム

Jetbroom 10000は、高性能なバキュームシステムを搭載し、滑走路や誘導路に残る異物や堆積物を効率的に回収します。9m3の大容量ホッパーと最大4,000Lの清水タンクを備え、幅4,200mmの広範囲を一度に清掃することが可能です。高い作業効率と優れた回収性能により、空港舗装面の安全性向上とFOD対策に貢献します。

マグネットバーシステム

マグネットバーシステムは、空港舗装面に残された金属異物を効率的に除去し、FODによる事故の防止を支援します。滑走路や誘導路の安全性向上に貢献し、現代の空港運用における予防保全ツールとして活用できます。マグネットバーは運用条件に応じて2,500mmまたは4,200mmの幅から選択可能です。

冬季装備

冬季装備
冬季装備 概要
スノープラウ 幅6,400~8,400mmの大型スノープラウを装備し、大量の積雪を効率的に除去します。
ブラシ 直径1,170mm、長さ4,200~6,300mmの高性能ブラシにより、高速かつ高品質な除雪作業を実現。
クアトロジェットシステム
(Quattro-Jet System)
ブラシ前方に設置された特許取得済みの送風ユニットにより、雪やスラッシュを効率的に排出し、除雪幅と作業速度を向上させます。
第2ブロワーユニット ブラシ後方または車両後部に設置可能な送風ユニットにより、残雪やスラッシュを確実に路面外へ排出します。

スノープラウ

Jetbroom 10000は、幅6,400mmから8,400mmまでの大型スノープラウを装備することができ、大規模空港や長大滑走路における効率的な除雪作業を実現します。優れた除雪能力により大量の積雪を迅速に処理し、その後に続くブラシおよびクアトロジェットシステム(Quattro-Jet System)と連携することで、雪やスラッシュを確実に路面外へ排出します。これにより、滑走路閉鎖時間の短縮と冬季運用時の安全性向上に貢献します。

ブラシシステム

Jetbroom 10000は、直径1,170mm、長さ4,200~6,300mmの大型ブラシを採用し、高速かつ高品質な除雪作業を実現します。ブラシ前方には、特許取得済みのクアトロジェットシステム(Quattro-Jet System)を搭載しており、強力な気流によって雪やスラッシュを効率的に排出することで、除雪能力と作業速度を大幅に向上させます。また、ブラシ後方または車両後部には第2ブロワーユニットを設置することができ、残雪やスラッシュを確実に路面外へ排出します。これにより、大規模空港の滑走路や誘導路においても高い除雪品質を維持しながら、効率的な運用を可能にします。

Airport De-Icer(凍結防止剤散布システム) (オプション)

Jetbroom 10000は、冬季の滑走路維持管理を支援する凍結防止剤散布システムを搭載することができます。空港ごとの運用方針や気象条件に応じて、液体凍結防止剤、固形凍結防止剤、固形・液体混合剤のいずれにも対応できる柔軟な構成を備えています。液体凍結防止剤仕様(SDA)は、車両幅内に配置されたスプレーヘッドにより均一な散布を行い、滑走路や誘導路の広範囲を効率的に処理します。
一方、固形剤仕様(IMS)および固形・液体混合剤仕様は、スピナーディスク方式を採用し、路面状況や運用条件に応じた確実な散布を可能にします。 また、2軸仕様および3軸仕様のいずれにも対応しており、必要な処理能力や薬剤搭載量に応じた構成を選択できます。

SDA(FullWetR液体凍結防止剤散布システム) スプレーヘッド方式

DAは、Boschung独自のFullWetR技術に対応したスプレーヘッド式の液体凍結防止剤散布システムです。2軸仕様では最大4,950L(1,650Lタンク×3基)、3軸仕様では最大6,600L(1,650Lタンク×4基)の液体凍結防止剤を搭載でき、空港の規模や運用条件に応じた柔軟な構成が可能です。

MS(固形・混合剤凍結防止剤散布システム):スピナーディスク方式
IMSは、固形凍結防止剤および固形・液体混合凍結防止剤に対応した散布システムです。スピナーディスク式による高精度な散布を実現し、空港の運用条件や使用薬剤に応じた柔軟な構成に対応します。2軸仕様および3軸仕様に対応し、容量の異なる薬剤ホッパーを選択できるため、空港の規模や要求される処理能力に応じた運用が可能です。

用途と適応領域

  • 空港滑走路
  • 誘導路
  • エプロン
  • 冬期除雪作業
  • FOD対策
  • 水分・スラッシュ除去
  • 凍結防止剤散布(オプションにより可)

導入メリット

  • 広い除雪幅による作業時間短縮
  • 高速除雪による滑走路閉鎖時間の最小化
  • クアトロジェットシステム(Quattro-Jet System)による優れた除雪品質
  • 除雪・清掃・凍結防止剤散布を1台で実現
  • 通年運用による設備投資効率向上
  • 大規模空港に対応する高い生産性

主な仕様

サイズ・重量

全長(2軸シャーシ) 約 10,400 mm
全長(3軸シャーシ) 約 10,700 mm
車体幅 約 2,500 mm
車体高 約 3,775 mm
旋回半径(外輪) 約 8,800mm
前後輪アクセル(2軸仕様の場合) 各14 t
第3アクセル(3軸仕様の場合) 7 t

除雪・清掃装置仕様

Quattro-Jetシステム 標準装備
ブラシ仕様 カセット式またはウェハー式
ブラシ径 (スチール/ポリ/混合)
ブラシ長 1,170 mm
クアトロジェットシステム(※) 4,200 ~ 6,300 mm
ブラシ作業幅 約 3,900 ~ 5,800 mm
スノープラウ幅 約 6,400 ~ 8,400 mm
スノープラウ作業幅 約 5,440 ~ 7,200 mm
第2ブロワーユニット ブラシ後方または車両後部に設置可能

エンジン・トランスミッション・電装システム・駆動/操舵方式・走行性能

走行用エンジン EURO 6 規制対応   /   330 kW / 450 hp   /   バイオ燃料対応
補助エンジン EURO 6 規制対応   /   330 kW / 450 hp   /   バイオ燃料対応
トランスミッション 大型トラック用オートマチック変速機
電装システム 電源電圧 :24 V
バッテリー:2基(12 V / 220 Ah)
発電機 :28 V / 150 A
駆動/操舵方式 駆動方式 :フル機械式   /   4×4 総輪駆動
四輪操舵    /   クラブステアリング(斜行走行)
走行性能 最高速度 0 ~ 80 km/h
作業速度 最大 60 km/h ※作業条件により変動

主な装備構成

共通装備

高強度専用シャーシ 2軸または3軸シャーシを採用。大型ブラシおよびクアトロジェットシステム(Quattro-JetSystem)を搭載できる専用設計構造。
総輪駆動システム フル機械式4×4総輪駆動により、高い走破性と安定性を実現。
四輪操舵システム 四輪操舵およびクラブステアリング(斜行走行)に対応し、高い機動性と高速走行時の安定性を両立。

夏季装備

高速バキュームシステム ※1 滑走路上の異物や堆積物を効率的に回収 / ホッパー容量:9m3 / 清水タンク容量:最大4,000L / 清掃幅:4,200mm
フロントサクションユニット 幅4,200mmの吸引ユニットにより広範囲の異物を回収。
リアサクションユニット ※2 水分、グリコール、油分などの残留液体を効率的に回収 / 幅2,500mm。
マグネットバーシステム 滑走路上の金属異物(FOD)の回収に対応。幅2,500~4,200mm。
高圧洗浄ユニット 滑走路や誘導路の路面洗浄および維持管理に対応。

冬季装備

スノープラウ 大量の積雪を効率的に除去。 / 幅6,400~8,400mm。
ブラシシステム 高速かつ高品質な除雪作業を実現。 / 直径1,170mm、長さ4,200~6,300mm。
QuattroJetシステム ブラシ前方に配置された特許取得済み送風システム。除雪幅と作業速度を向上。
第2ブロワーユニット ブラシ後方または車両後部に設置可能。残雪やスラッシュを効率的に排出。

冬季装備(オプション)

Airport De-Icer
(凍結防止剤散布システム) ※3
液体凍結防止剤 (スプレーヘッド方式) / 散布幅:3 ~ 15 m
2軸仕様の容量:最大4,950L(1,650Lタンク×3基)
3軸仕様の容量:最大6,600L(1,650Lタンク×4基)
固形凍結防止剤 (ディスクスピナー方式) / 散布幅:3 ~ 12 m
混合凍結防止剤 (ディスクスピナー方式) / 散布幅:3 ~ 12 m
  • ※1高速バキュームシステムは、滑走路上の異物や堆積物の回収に対応します。
  • ※2リアサクションユニットは水・油・グリコールなどの液体回収に使用されます。
  • ※3Airport De-Icer(凍結防止剤散布システム)は液体融氷剤、固形融氷剤、混合融氷剤の3種類に対応します。

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