
フランス第2の旅客数を誇るパリ・オルリー空港(ORY)では、ICAO(国際民間航空機関)が定めるGRF(Global Reporting Format)への対応を目的として、Boschung Groupの滑走路状態自動評価システム(24時間監視)「ATLAS(Automated Take-off and Landing Assessment System)」を導入しています。
パリ・オルリー空港では2021年より段階的にATLASの導入を進めており、Boschungが2025年1月に公開した導入事例では、3本の主要滑走路への展開が紹介されています。
同空港では従来、滑走路状態の監視にBoschungのGFS3000、BOSO、Arctisなどのシステムを活用していましたが、新たなICAO GRF基準に準拠した継続的な自動評価には対応していませんでした。そのため、滑走路状態の確認には手動測定が必要であり、場合によっては滑走路閉鎖や運用への影響が発生していました。
ATLASは、複数のセンサーと独自ソフトウェアプラットフォーム「bVision」を活用し、滑走路状態を24時間365日リアルタイムで監視・評価します。また、路面状態の重大な変化を自動的に検知できるため、手動測定の必要性を低減し、より効率的な空港運用を支援します。
Boschungによると、ATLASの導入により、ICAO GRF基準への適合性向上、滑走路安全性の強化、運用効率の向上、ならびに運航担当者の迅速な意思決定支援といった効果が得られています。
関連資料
パリ・オルリー空港におけるATLASの導入事例については、Boschung Groupのニュースリリースをご参照ください。
▶Boschung ATLAS modernizes runway monitoring at Paris-Orly Airport
